こんにちは。あけよる@カンタロウです。
久しぶりの投稿となりましたが、今回は「日経平均株価が1000円以上下がって、心がざわついている方にお伝えしたいこと」について書きたいと思います。
はじめに
先週金曜日(20240419)の日経平均株価は、前日比で1,011円下がりました。
「今後の中東情勢がうんぬん」とか「原油価格が高騰する予測でうんぬん」という理由だそうです。
ただ、理由は何であれ、最近まで「日経平均4万円超!」と騒いでいたメディアが、「今度こそ下がるか」みたいに騒いでいる様子がとても面白いです。
最終的に儲かるのは、売り買いを仲介する証券会社といったところでしょうか。
今回は、「日経平均が1000円以上下がってざわついている方」に大切な、たった1つのことをお伝えしたいと思います。
なお、私自身はトレーダーではなく、以下の2点を軸に資産形成しているので、そのあたりはご理解ください。
・長期保有を前提とした「全世界に広く投資する優良なインデックスファンド」への積立投資
・「優良な高配当株」への投資
結論:一喜一憂せず淡々と過ごす
結論から申し上げますと、以下の2点です。
・インデックスファンドへの投資については「色々騒がれようが、一喜一憂せず、淡々と積立を続けること」
・高配当株投資については「安くなったら買い増しできるよう余剰資金を取っておくこと」
むしろ今は自分の心理状態を知れるチャンス
株価が大きく下がる時というのは、むしろ、自分の心理状態を知れるチャンスです。
大きく2つの心理状態になるのではないでしょうか。
●やばい、どうしよう→狼狽売り
●全然許容範囲→下がったときこそ買い時だ
「やばい」と思った方へ
「やばい」と思った方は、なぜ、やばいと思ったのでしょう。
資産の増減率◯◯%という数字を見たからでしょうか。それとも、現在の資産金額が◯◯円より下がったからでしょうか。
一度落ち着いて考えてみてください。
株式は高低を繰り返すものです。
もし「やばい」と思ったのであれば、それは、ご自身の「リスク許容度を超えている」ということになります。
心がざわつくということ→リスク許容度を超えている
「やばい」と思った方への対処法は簡単
「やばい」と思った方への対処法は簡単です。
・株式を保有する量を減らす。もし、現金が安心と考えるならば、現金保有率を上げる。
・「やばい」と思う時点で、リスク許容度を超えた無理をした投資をしているので、投資資金を抑える(投資はあくまで余剰資金で行う)
「狼狽売り」は損するのでおすすめしませんが、生活費を賄えないくらい資金を投入しているのであれば、致し方ありません。勉強代と捉え、損切りし、生活資金を確保しましょう。
株価の未来は誰にも分からない
インデックスファンドへの投資にしろ、高配当株への投資にしろ、株価の動きというものは誰にも予想できません。予想できる人がいれば、「詐欺師」ですw
誰にも予想できない株価を、「アナリスト」と言われる立派な肩書きの方が予想していますが、結果的に悪くなっても「このような情勢は想定外であった」というコメントで終わっています。
そう、何かあればいつでも「想定外」で済まされるのです。
関西弁でいうと「知らんけど」の世界なのですw
なので、アナリストの方には、どうかコメントする際は最後に「知らんけど」をつけていただきたいと思いますw
有名人を騙った投資詐欺広告が増えている件
最近、有名人を騙った投資詐欺広告が増えているようで、そのような広告を放置しているプラットフォーム会社を訴える方もいらっしゃるようです。
それだけ、周囲の意見に流されて、物事を決めている人が多いということですね。
投資詐欺広告自体は決して許されるものではありませんが、だまされる人の根底には、「不純な欲望(大きく儲けたい)」があることも知る必要があります。
損をすると、「一発ここは当てて取り返そう」という人間の心理などをうまくついて騙してくるのかなと思います。人間、切羽詰まった時は冷静な判断はできないようです。
ここまで来ると、資産形成ではなく、もはや「投機(ギャンブル)」であり、全くおすすめしません。
ではどうすればよいのか(結論をもう一回)
では、どうすればいいのか。結論をもう一度述べます。
・インデックスファンドへの投資については「色々騒がれようが、一喜一憂せず、淡々と積立を続けること」
・高配当株投資については「安くなったら買い増しできるよう余剰資金を取っておくこと」
根本的に、不純な欲望も持たないことです。
インデックス投資においては、毎月同額を積み立てる場合、「高い時期は少量」「低い時期は大量」に商品を買えますので、株価が上がった際の恩恵は大きくなります。
「高配当株」の場合は、株価が下がれば買いやすくなりますので、焦らず、もっと株価が下がったときのために、余剰資金を持っておくことが大切です。
今からできることは1択
「一喜一憂しないことは分かりましたが、今できることは何ですか」と聞かれたら、以下の1択です。
日々の家計管理をしっかり行い、毎月の「手取収入の8割以内」で生活し、残り2割を投資に回すこと
どんな時でも、毎月の収支を黒字にしておくという基本を続けることになります。
ここでいう「手取収入」とは、あくまで「税金等差し引かれた残りの手取り」です。「額面」ではありません。
こうやって、「ゆとりある家計」を構築しておけば、社会情勢で株価が暴落しても余裕の気持ちでいれると思います。
資本主義が続く以上、株価は成長するらしい
現代世界は欧米中心の資本主義国を中心に回っているので、資本主義が続く限り、株価は成長するといわれています(「知らんけど」を付与しておきますw)
とはいえ、2008年のリーマンショックや、2020年のコロナ、ウクライナ問題など、株式には社会情勢による大きな変動があるので、株式で資産を増やしたい場合は、最低15年は保有・積立するくらいのタイムスパンが必要だと思います。
最後に
明日以降、メディアはさらに一喜一憂した報道を行うでしょう。
「株価は短期で大きく動くもの」と思っておいて、「余剰資金」で見守るのが一番よいと思います。
「毎日株価とにらめっこする時間」があるなら、もっと他にできること(他の勉強や自己投資)をしていきたいと思います。究極の「ほったらかし投資」ですね。
私自身は、購入した金融商品の価格を毎日は見ておらず、週に1回見るか見ないか程度。全世界に広く投資するインデックスファンドの日本株の割合は6%しかありませんので、日経平均の動きにも左右されず、日々「ふーん」という感じでニュースを見ています。
そして、「株価なんぞ」に心揺さぶられず、日々を淡々と過ごしていきたいと思います。
今日は人生で一番若い日。今日も一日を大切にし、決して無理はしない。そして、淡々と生きていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
末尾に、資産形成にあたっておすすめする本と読む順番を書いておきますので、ご参考にしてください。
◆資産形成にあたってのおすすめ本3選と読む順番◆
最近の株高や新NISAが影響してか、有名人を騙る等の投資詐欺が増えているようです。投資詐欺に遭わないためにも、以下にお勧めする本3冊と読む順番を記載いたします。
いかに世の中に「自分のお金を、綺麗な身なりで、笑顔や優しい言葉で、奪いに来る人たちが多いこと」が分かると思います。(不安をあおって手数料を取る罠だらけです)
順番①:「本当の自由を手に入れる お金の大学」
順番①「本当の自由を手に入れる お金の大学」両@リベ大学長 (著)
資産形成について、「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」「守る力」「使う力」の5本柱で解説しています。「世間の常識」とは違った観点で実用性にも富み、大変参考になる本です。
オールカラーでイラストも多く、分かりやすく書かれていて、中高生も読める内容です。ぜひ一読をお勧めします。
著者が運営しているYouTubeの「両学長 リベラルアーツ大学」から入ってもいいかもしれません。
もし怪しい(裸のマッチョライオンなので見た目の怪しさ満点ですが笑)と思ったら、もし詐欺師では?と思ったら、同チャンネル登録者数が250万人以上いることを考慮してください。
詐欺師だとこれだけの人は集まらないですよね。
順番②:「いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」
順番②:「いらない保険 生命保険会社が知られたくない「本当の話」後田 亨 , 永田 宏 (著)
月々の支出の多くを占める保険料について再考させられる本でした。
私自身は、本書を読んで、貯蓄型の生命保険(終身・変額保険)と個人年金保険、がん保険を解約し、月々7万円の節約に成功しました。
順番③:「【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術」
順番③:「【全面改訂 第3版】ほったらかし投資術」山崎 元 (著), 水瀬 ケンイチ (著)
投資スタンス、考え方を学べる本です。とても読みやすいです。
著者の山崎元さんは、残念ながら今年の年初にお亡くなりになられましたが、亡くなる直前まで、ご自身が罹患したがんの闘病を通して、身をもってがん保険の不要や、投資の考え方について発信されていました。