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「ストレスと適応障害」岡田尊司 著(本の紹介)

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 こんにちは。あけよる@Kantaroです。

 今回は、昨年4月に適応障害診断を受けた際に、ほとんど本を読む気力がなかった中で、読むことができた数冊の中の一冊を紹介します。今でも大変感謝している本です。

 「適応障害って何?」「どうすればいいの?」について分かりやすく書かれているのでご紹介したいと思います。

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「適応障害」って何?

 「適応障害」という言葉自体は、ここ数年で広がってきていると思いますが、環境にうまくなじめないことによる心のトラブルで、うつや不安、意欲や自信の喪失、体調面への不良があげられます。よく「新型うつ」として、「気の持ちようだ」とか「甘えだ」とか、心無い言葉が聞かれますが、うつの前の状態として、決して軽く見てはいけないものだと思います。

前兆はあったの?

 自身の体験でいうと、2月に転勤となり単身生活が開始。未経験の分野の部門ではありましたが、業務で必要な経理の知識はあったのであまり不安はなく、それなりに業務もこなしていましたが、上司の自身に対する態度(無関心)や言動(「正直君がきて戦力ダウンなんだよね」と部署全体のミーティングで毎週のように言われる)が重なり、3月中旬頃から体調に異変が出てきました。「戦力ダウンって言われてもまだ来て間もないのになぜそういうのだろう」とか「?」マークが頭に引っかかってしまい、いわゆる「ぐるぐる思考」に。

 ベッドに入っても寝れずに朝を迎える日が続き、3月後半には4日ほど「熱もないのに声が出ない」という症状が出てきました。

どう対処したのか

 何かがおかしいと感じながらも、週が明ければ大丈夫かなと思っていたところ、帰省した際に妻が「あきらかにぼーっとしていて変だからカウンセリング面談を受けてみたら」と言ってくれました。帰省先から職場に戻る新幹線の中で、社内にあるカウンセリング面談を予約。とにかく、誰でもいいから最短で受診できるよう申し込みました。

 幸い、私自身の母親が公認心理師ということもあって、面談前日に状況を話したところ、「あきらかにおかしいから、『まずは具体的な身体の症状がいつ頃から出ているのか』を中心に、カウンセラーさんに話した方がいいよ」とのアドバイスを受け、カウンセリング面談に臨みました。

 カウンセリング面談にて、すぐに紹介状を書いてくれ、翌日かかった心療内科で、適応障害の診断を受けました。

 カウンセリング面談は火曜日だったのですが、実は、前日の月曜日は会社に行けず、急遽休み連絡をした後に、目的もなく電車に乗って海に向かって日帰り旅(というかどこか自然を感じれるところに行きたいという衝動)をしました。今まで風邪以外で学校も休んだことがなかった自分なので、こんなことになっている自分がただただ情けなかったです。

適応障害の診断を受けて

 診断後はすぐに上司と人事部へ報告し、その後2か月休職。その間で学んだことは、これから別の機会に書いていきたいと思いますが、これまで月に10冊以上は読書していた自分が全く本を読めなくなったことに驚きました。

 そんな中、冒頭に紹介した本をゆっくり時間をかけて、興味のある見出しから、繰り返し読むことで、ストレスをあなどってはいけないということと、何よりも「もっと自由に生きてもいい」ということを教えてもらいました。

最後に

 本の紹介よりも、自身の経験が中心に書いてしまいましたが、もし身近に、ストレスで様子が変だなと思う人が周りにいたら、そっと声をかけてあげてほしいと思います。その一言で相手が救われるかもしれません。

 もしよかったら手に取ってみてください。

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