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【生産性とは罠】とある駅で見かけた伝言板と生産性について

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こんにちは。あけよる@Kantaroです。

先日、とある駅でこんな伝言板(黒板)を見かけました。

昔懐かしの方もいらっしゃると思いますが、ここに書かれていた「なんかおちつく」という言葉がとても心に残りました。

と同時に、昔読んだ「限りある時間の使い方」と言う本に書かれていた「生産性とは罠である」の言葉を思い出しました。

今回は【生産性とは罠】とある駅で見かけた伝言板と生産性について書きたいと思います。

駅の伝言板について


 駅の伝言板といえば、待ち合わせ時の連絡用に、高校時代の部活で使った記憶があります。確か、集合時間に来なかった友達に対して「先行ってるよ」みたいなのを書いた記憶が(なんかほっこり)。

 調べてみると、1996年頃に撤去する駅が相次いだようですね。確かに最近見ないですね。 その要因として、携帯電話の普及による需要の減少や、いたずら書き(落書き)の多発などが挙げられるようです。
 (中には「とてもうまいなあと思う絵」もあったんですが)

駅の伝言板と「生産性」について


 確かに、連絡用としての手段であれば、今はスマホ・LINEで「すぐ」連絡が取れますし、そういう「生産性」で考えれば、確かに伝言板は「非生産性」ですよね。
 自分の書いたメッセージが公衆の面前にさらされるわけでもありますから、「使う意味なくない?」というのも分かります。

「なんかおちつく」を見て思う

 この伝言板に書かれた「なんかおちつく」と書いた人の真意は分かりませんが、もしかしたら、こういう「生産性を重視する考え方そのもの」が大切なものを奪っているかもしれないということも思いました。

 決して「駅の伝言板を使おう」というのではなく、
  ・つながらない良さ
  ・『既読』されようがされまいが、必ず相手は伝言を見るだろうと相手を信じるよさ
 が段々と、知らないうちになくなっているように感じました。

 また、駅の伝言板撤去の理由に「落書き」がありましたが、公衆の面前にさらされてまでわざわざ落書きすることと、SNS等による「見えないことによる誹謗中傷」が増えたことを考えると、今の方がとても「しんどい」世の中になっているのではないかという思いもします。

「生産性とは罠」である

 冒頭で紹介した「限りある時間の使い方」と言う本に書かれていた言葉で、これまで書いてきたように、生産性を求めるあまり、さらに忙しくなり、心に余裕がなくなっていることになっていないかという警鐘を鳴らしています。(便利なツールができればできるほど業務量が増えている実感あり)

 また、本書では「人生はたったの4000週間」であると言うことが書かれていて、それを念頭に置いて、自分の人生を大切にして、本当に大切なことをしようと考えさせられるものでした。

 1年(365日=約50週間)×80 =4000週間(人生80年とした場合)

私自身の場合だと、もうすぐで42歳なので、あと残されたのは1900週間(38年とした場合)です。

「1週間ってあっという間だなあ」と週末になるたびに思うので、こうやって数値化してみると、1日を無駄にはできないなと思いました。

 ここでいう「無駄」なことは「自分にとって不要なこと、不快なこと、しなくていいこと」であり、改めて「嫌いなことリスト」を考えようと思いました。「嫌いなことリスト」から「やりたいことリスト」を考える往復作業をしていこうと思います。

◆最後に
 いつも同じような結論にはなってしまうのですが、やはり「自分にとって大切なことは何か」「自分軸をしっかりもつ」「自分軸を考えながら、目の前のことの必要性を考える」「他人時間を生きない」ということの大切さを感じました。

 昨年の休職を経て、今まで読んだ本の中で出会った言葉について改めて考えてみたり、本の読み方も変わった気がします。社会人になって約20年間、がむしゃらに働いてきた結果、心身が悲鳴をあげた経験があるからこそ、「普段の何気ないこと」を大切にしていきたいと思います。

参考にした本

「限りある時間の使い方」(オリバー・バークマン著)

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