こんにちは。あけよる@カンタロウです。
今回は、「【開花直前の桜から学ぶ】「成功」よりも大切なこと」について書きたいと思います。
3月21日(木)の朝に出会った桜の木
職場の最寄り駅から、職場に向かって歩いている途中に、もうすぐ満開になるんだろうなという桜の木がありました。
この「咲こうとする姿」に色々と感じるものがあり、つい立ち止まって写真を撮りました。
桜の季節
桜の季節になると、「いつ【満開】になるのか」や「【見ごろ】予想」の報道が増えてきます。
確かに、「満開の桜」はとても綺麗で、「やっぱりすごいな」と思うのですが、この写真のような「咲こうとする姿」にある、「見えないところで準備している姿」にも惹かれました。
結論:開花直前の桜から学ぶ「成功」よりも大切なこと
「咲こうとする姿」にある「見えないところで準備している姿」になぜ惹かれたのだろうと、歩きながら考えていたら、ふと、「成功」よりも大切なことがあるのではないかと思ったからです。
それは、この記事の結論にもなりますが、一言でいえば、「成功も確かに大事。でも、その過程がもっと大事」ということかなと思います。
「成功」って何だろう
「成功」って聞かれてなんと答えるでしょうか。
<「成功」のイメージ:思いつく範囲で>
・オリンピックの出場が決まった(現在パリ五輪競泳の選考会もしているのでふと思う)
・第一志望の難関大学に合格した
・第一志望の超有名企業に内定した
・超有名企業の役員になった
・起業して年商〇百億円の会社に成長させた(年商100万では成功とは言われない)
・一流企業からMBA取って、外資系コンサルへ転職して、年収〇億円
などなど
ちなみに、辞書ではこう書かれていました。
【成功】(デジタル大辞典より)
①物事を目的どおりに成し遂げること。
②物事をうまく成し遂げて、社会的地位や名声などを得ること。
ふむふむ。
いわゆる「成功」を紐解いてみる
上記のような「成功」をひも解いてみると、自分で決めた「目的どおりに成し遂げること」もありますが、「成功」には、どこか「他者からの評価」「他人が示した指標軸」が関係しているのではないかと感じます。
「私、成功者です」って、自分では言わないですよね。「成功者」というのは、メディアや世間が「すごい」ともてはやして作られるような要素が強いのかなと。
都内のとある駅構内にある本屋に立ち寄ってみた
冒頭の桜を撮った日に、定期的な用事のために、関東地方の町から都内に外出。とあるターミナル駅構内にある本屋には、ビジネスマン向けの本がたくさんありました。
陳列された本を何冊かパラパラ見ましたが、タイトルからしてすごいですね。まえがきと目次を眺めるだけで「これで成功した」「こうすれば成功する」のオンパレード。ちょっとクラクラしました。
なぜこのような本が一番目立つところにあるのでしょうか。やはり、「ちょっとでも認められたい」「成功したい」という思いがあるのではないかと思います。そして、それをうまく利用して「儲けたい」出版社側の思惑も感じました。
とはいえ、需要と供給で社会は成り立っているので、そんなものだろうなと思います。
やはり、需要が多いのだなあ。
駅では、スーツ姿の方がせわしく行き交っており、そんな中、遠足中の幼稚園児だろうと思われる10数名の児童が、はぐれないようにお互い手をつなぎながら、保育士さんに連れられて、行き交う人々をよけながら歩いていました。
幼稚園児時代にこのような中で過ごしたら、どんな大人になるのかなあと思わせられる、不思議な光景でした。
「成功」よりも大切なこと
冒頭に結論として書きましたが、「成功も確かに大事。でも、その過程がもっと大事」ということ。
写真の桜は、きっと誰かに認めてもらおうと思って咲いていないと思います。時期が来たら、淡々と咲く、そして散っていく。
散った後は、葉桜として綺麗な葉を出し、また来年のこの時期が来たら咲く。その繰り返し。ただそれだけだと思います。(ちなみに、私自身は、新緑を感じる葉桜がとても好きです。むしろ葉桜の方が好きかも)
満開の桜に思わず立ち止まって、自然の凄さを感じ、「またこの季節がやって来たのか」と気づかされる。でも桜は何も言わない。それが、本当の意味で大切なことなのではないかと思いました。
◆「自分なりに進んできたこと」を大切にしたい
先に述べた「成功」のイメージに叶わないことは「失敗」でも「負け」でもないし、「努力が足りない」からでもない(むしろ叶わない人がほぼ9割)。
先の「成功イメージ」でいうと、たまたま「オリンピック選手や役員に選ばれるかの競争フィールドにいる人」や「難関大学に合格圏内にいる人」にとっても、時の運で叶わないこともあると思います。
なので、仮に叶わないことがあっても、「他者から見た成功」や「他人軸」に、自分が振り回されることがないようにしていくことが大切ではないかと思います。
ちいさな一歩でも、自分なりに進んできたことを大切にしたいし、組織においては、それらを大切にし合える文化を作っていけたらいいなと思います。
確かに「きれいごと」かもしれませんが、そんな「きれいごと」が、自分の中で腹落ちした人が集まったら、「ノルマ」とか「KPI」とかでお尻を叩かなくても、自然に達成できるのではないでしょうか。
ま、「お尻を叩く人」のために自分の人生があるのではないという割り切りも大切ですが(自分もそう割り切れるよう、日々精進中)。
最後に
「自分や本当に大切な人のため、自分が本当に大切にしたいもののため」に、「他人軸」ではなく、今の自分に、できることを、できる範囲で、淡々と行なっていきたいと思います。
長文にもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました。
◆現在読んでいる本
ちょうどそんな中で、以下の著書に出会い、今読んでいます。
今年の元日に亡くなられた山崎元さんの遺作。癌との闘病の中、大学入学を迎えたご子息に向けて書かれた本書は、忖度なく、生き方・資産形成に大切なことが書かれています。私自身も何度も読み返したいと思います。
正直、20代の頃に出会いたかった本です。 特に10代・20代の方にご一読をおすすめしたいです。