こんにちは。あけよる@カンタロウです。
今回は、おすすめ本として「年収90万円で東京ハッピーライフ/大原 扁理」について書きたいと思います。
紹介する本
本の概要
これは、社会的成功から乗り遅れまくったら、不幸になるどころか毎日が楽しすぎて、ジョーシキっていったい何だったんだろう、進学しなきゃいけないとか、就職しなきゃいけないとか、結婚とか子育てとか老後の蓄えとか、資格も技能もマナーもテレビもスマホも友達も、なくても生きていけるものばっかりじゃん。もー自分しか信じないもんね。何が幸せとか、自分で決めちゃうもんね。おならプーだ。という本です。
どこからでも、興味のあるところから読んでみてください。せっかく世の中に乗り遅れちゃったことだし、わたしの体験が少しでもみなさんのお役にたつことがあれば、ちょっと嬉しいかもしれません。
(「はじめに」より)
これに尽きます。
目次
・はじめに
・第一章 ハッピーライフの基本とは
・第二章 フツーって、何?
・第三章 衣食住を実感するくらし
1.「食」で、ひとはつくられる
2.「衣」を、生活から考える
3.「住」は、恋人のようなもの
・第四章 毎日のハッピー思考術
・おわりに
◆本書で学んだ2つのこと(もっとありますが)
①✕「好きなことで、生きていく」
◯「イヤなことで、死なない」
②「自分で考える」こと
→「世間体」「同調圧力」のもつすさまじいパワーと、それを乗り越える考え方
◆印象に残った言葉
・「ふつう」や「当たり前」を刷り込まれますけど、世間ほどぼんやりして当てにならないもんはない。
・実感を大切にするということ
・人間、やりたいことはわかんなくても、やりたくないことだけは意外と迷わないんですよね。
・大切なことは「好きなことで生きていく」じゃなくて、「イヤなことで死なない」。
・いま、いじめられている子たちに言えることがあるとしたら、「いじめはずっとは続かない」ということ。(中略)出来る範囲で逃げ続けましょう。そりゃもう、誰が何と言おうと、逃げちゃっていいんです。それが終わったら、みんな自分の新しい世界をつくっていくことに夢中になって、あなたのことなんて忘れてしまうからね。
いじめられたほうは、絶対に忘れられないけどさ。
・個性は外に求めるものではなくて、日々の地道な積み重ねの中から、否応なくにじみ出てくるものだと思います。一朝一夕にではなく、毎日、コツコツ「自分」をやっていくこと。
・よ~く観察して、この集団は「しんどい=エライ病」にかかってると思ったら、少しずつ、できる範囲で離れていきましょう。大丈夫、集団が病んでるからってあなたまで病むことないんだから。
・働く前の心構え
①まず物欲を減らす
②工夫して生活する
③「欲しいもの」ではなく「必要なもの」だけを買う
④週に最低何日働けばいいか逆算&実践!
・読書と散歩はみんなの味方だと思う。
・自然の中を歩くって本100冊くらいのすごい情報量!
・全体主義屋さんにつけこまれてしまう根本的な原因は、人間が何かに頼らなきゃいられないという弱さを持っていることです。
・100人の他人からの「いいね!」より、自分ひとりの「いいね!」が勝るようになります。
本書を読んで
共感すること多し。平易な文章の奥に、自分で紡ぎだした言葉を感じます。「世間」って、本質と反対のことで動いているなと思いました。
例えば「高いローンを組んで都心や駅近にマンションを買う」→(なんで?)通勤に便利だから→そもそもなぜ満員電車に揺られながら仕事に行く必要があるの? などなど。
「世間の常識」の裏には、企業の思惑、政治の思惑など、知らず知らずのうちに刷り込まれているものがあるなあと気づかされました。
本書を時折読み返しながら、「自分にとって心地よい生活」を自問自答しながら、自分を大切にして生きていこうと思います。