こんにちは。「あけよる」です。
株式投資をしているといつか必ず暴落は来ます。
その「いつか」に備えて、今取り組んでいるインデックス投資について、最近読了した以下の本から学んだことを書きたいと思います。
3000円近くする本ですが、今後獲得できるであろうリターンを考えると安すぎだなというのが率直な実感です。
ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 / バートン・マルキール
本書から学ぶ
本書は50年以上前に出版された「第13版」。版を重ねるごとに最新の状況を踏まえて更新されています。
「第13版」では、新型コロナの状況も踏まえて書かれているので、旧さを感じずに読み進めることができました。
また、具体的な根拠を示しながらのメッセージには納得できることも多く、久しぶりに、線をたくさん引きました。
ただ、500ページ以上もある大著なので、印象に残った言葉は、複数回に分けて書いていきたいと思います。
印象に残った言葉
私が初版の中で提示した投資戦略は、次のような単純明快なものであった。
個別銘柄を売買したり、それらを組み入れて運用される投資信託に投資したりするよりも、幅広い銘柄に分散した市場インデックス・ファンドを安定保有する方が、遥かに良い結果が得られる。(中略)それから五〇年経った今、初版で提示した上のような考え方が正しいことを、一層強く確信している。
(まえがき:Kindle版1%部分)
実際、タイミングを読んでうまく売買益を稼ごうとした投資家は、個人であれ機関投資家であれ、総じてことごとくタイミングを間違えたことが分かっている。
(まえがき:Kindle版1%部分)
株価がランダムに変動するということは、市場が気まぐれだということではない。むしろ、株価のランダム性は、市場は合理的で、適切に反応していることの証なのだ。
(まえがき:Kindle版2%部分)
そして低コストの市場インデックス・ファンドが素晴らしいパフォーマンスをあげていることを示す数々の証拠があり、否定しようのない事実なのだ。
(まえがき:Kindle版2%部分)
アメリカの株式市場が非常に効率的であることのもっとも強力な証拠は、プロの運用する投資信託の成績が、市場平均を上回ることがますます難しくなってきているという事実だ。
(まえがき:Kindle版2%部分)
投資信託の高い運用手数料がどれだけリターンを食いつぶし、投資家のために尽くすべき立場のファンド・マネージャーがしばしば顧客の利益よりも自分たちの利益を優先して行動することに、警鐘を鳴らしてきた。
(まえがき:Kindle版3%部分)
最善の投資戦略は、驚くほどシンプルなのだ。(中略)そのためにはまず、自分だけではできないという考え方を払拭することだ。自分の金融面の人生設計は、あくまで自分で作るべきなのだ。
(まえがき:Kindle版3%部分)
私は人生を歩み始めたばかりの若者に対して、蓄財の手段として、迷わず市場インデックス・ファンドだけを保有することを勧めている。
(まえがき:Kindle版3%部分)
2007年から2008年にかけての金融危機下では、資本主義システムそのものの存亡が危うくなってしまった。そして新型コロナへの感染が爆発的に広がった2020年には、多くのメディアがもはや世の中は基本的に変わってしまい、修復は不可能だと報じた。
こうした話は、もう聞き飽きた。大事なことは、そうした中にあっても毎月100ドル節約して、せっせとインデックス・ファンドに投資し続けた投資家は、いずれにしてもミリオネアになったという事実だ。
(まえがき:Kindle版3%部分)
今回は以上です。
私自身の投資方針と日頃から実施していること
私自身はトレーダーではなく、以下の2点を軸に資産形成しています。
【私自身の投資方針】
①長期保有(最低15年以上)を前提とした「手数料が安くて全世界の株式に広く投資する優良なインデックスファンド」への積立投資。
②長期保有を前提とした「優良な高配当株」への投資。配当金は、「今の生活を楽しむため」に、年に数回の妻との「安くて良い温泉宿」旅行への足しにする。
【日頃から実践していること】
① 日々の家計管理を適切に行う。具体的には、マネーフォワードMEのアプリを使用して支出を把握。(毎月10日は家計振り返りデー)
② 毎月の「手取り収入(税金等天引き後)の8割以内」で生活し、残り2割を投資に回す。そのために無駄な支出を減らす。
③ 「8割以内」で生活できない場合は生活水準を容赦なく下げる
④ 定期的に断捨離を行う(毎月の「不燃ごみの日」は随時チェック)
⑤ 「ボーナス(賞与)は幻」として当てにしない。支給された場合は全額投資へ。
おすすめ証券会社と銀行・クレジットカードの組合せ
新NISAで資産運用デビューしたい方、手数料の安い優良ファンドでインデックス投資したい方、少しずつでも株を購入したい方には下記の会社の証券口座をお勧めします。
最後に
今回は、ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 / バートン・マルキール から印象に残った言葉の一部について書きました。
暴落が来ても、インデックス投資を淡々と続けていく。このシンプルで、難しい取り組みを今後も継続していきたいと思います。そのために、今後も色々学んでいきたいと思います。
今日は人生で一番若い日。今日一日を大切にし、決して無理はしない。
そして、「小さなことに幸福を感じられる生活」を淡々と生きていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。