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オルカンには「円高パンチ(為替リスク)」があることを知っておこう

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こんにちは。「あけよる」です。

インデックス・ファンドの中でも人気のオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

今回は、「オルカンには「円高パンチ(為替リスク)」があることを知っておこう」ということで、オルカンが円高時に値下がる理由について解説いたします。
主な理由は以下のとおりです。

理由その1:為替レートの影響

オルカンは、その資産の約94%を海外株式に投資しています。このため、為替レートの変動が大きく影響します。

オルカンの交付目論見書より(閲覧日2024/8/26)

①円高のメカニズム

円高になると、1ドルで交換できる円の量が減少します。例えば、1ドル=150円から1ドル=130円になった場合、同じ1ドルの価値が円換算で減少することになります。

②資産価値への影響

オルカンの保有する海外株式の価値は外貨建てで変わらなくても、円換算すると価値が下がることになります。

例えば、100ドルの株式を保有している場合:
円安時(1ドル=150円): 100ドル × 150円 = 15,000円
円高時(1ドル=130円): 100ドル × 130円 = 13,000円
このように、円高により円換算での資産価値が減少します。

理由その2:株式市場への影響

円高は日本企業の輸出競争力を弱める可能性があり、これが株式市場全体にネガティブな影響を与えることがあります。オルカンは日本株も約6%保有しているため、この影響も受けることになります。

理由その3:投資家心理

円高は一般的に海外投資にとってネガティブな要因と捉えられるため、投資家心理が冷え込み、オルカンのような海外株式主体のファンドから資金が流出する可能性があります。

実際に、2024年1月4日〜8月7日までの日々の動きの中で、8月7日に、オルカン・S&P500など主要ファンドからの資金流出が最も大きかったという報道がありました。

出典:オルカンなど主要ファンドから資金が流出 7日の投信(2024/8/8の記事)

どれくらい流出したというと、下記の図表のとおり。
・参照日:2024/8/26

そして、流出した商品の一覧は、下記の図表のとおり。
・参照日:2024/8/26

ここから読み取れることは、
新NISAで、人気のオルカンやS&P500を買ったけど、値下がりが大きくて狼狽売りしてしまった

ということかなと思います。

リスク管理の重要性

オルカンのような全世界株式に投資するファンドは、長期的には高い成長が期待できますが、短期的には為替変動などのリスクにさらされます。投資家は自身のリスク許容度に応じて、債券型ファンドなど他の資産とのバランスを取ることも重要です。

私自身は、このようなリスクを承知したうえで、債権型ファンドは購入せずオルカン一本で積立投資しています。

長期目線に立つことが大切

以上の理由から、円高進行時にはオルカンの資産価値が円換算で減少する可能性が高くなりますが、これは短期的な変動であり、長期的な投資視点では世界経済の成長に連動したリターンが期待できることも覚えておく必要があります。

今後、日米金利差縮小等の理由による円高が進んだ場合に、「狼狽売り」しないためにも、「インデックス投資は最低15年以上(可能であれば20年以上)の長期投資」が大切ということを忘れずに、バイアンドホールド(買って、持っておく)ようにしたいと思います。

インデックス投資は、「長期・分散・積立」が大切。毎月定額積立だと、「安い時には多く買える」ので、暴落時はむしろラッキー程度で捉えておくくらいがちょうどよいかと思います。

私自身の投資方針と日頃から実施していること

私自身はトレーダーではなく、以下の2点を軸に資産形成しています。

【私自身の投資方針】

①長期保有(最低15年以上)を前提とした「手数料が安くて全世界の株式に広く投資する優良なインデックスファンド」への積立投資。

②長期保有を前提とした「優良な高配当株」への投資。配当金は、「今の生活を楽しむため」に、年に数回の妻との「安くて良い温泉宿」旅行への足しにする。

【日頃から実践していること】

① 日々の家計管理を適切に行う。具体的には、マネーフォワードMEのアプリを使用して支出を把握。(毎月10日は家計振り返りデー)

② 毎月の「手取り収入(税金等天引き後)の8割以内」で生活し、残り2割を投資に回す。そのために無駄な支出を減らす。

③ 「8割以内」で生活できない場合は生活水準を容赦なく下げる

④ 定期的に断捨離を行う(毎月の「不燃ごみの日」は随時チェック)

⑤ 「ボーナス(賞与)は幻」として当てにしない。支給された場合は全額投資へ。

おすすめ証券会社と銀行・クレジットカードの組合せ

 新NISAで資産運用デビューしたい方、手数料の安い優良ファンドでインデックス投資したい方、少しずつでも株を購入したい方には下記の会社の証券口座をお勧めします。

【私自身の場合】

①「楽天証券」でインデックス投資(オルカン

②「SBI証券」の「S株」を利用して「高配当株」を購入

 

最後に

今回は、「オルカンには「円高パンチ(為替リスク)」があることを知っておこう」について書きました。

資産形成や投資は、様々なリスクがあることを理解したうえで、自身のリスク許容度の範囲で、マイペースで行うことが大切。

今日は人生で一番若い日。今日一日を大切にし、決して無理はしない。

そして、「小さなことに幸福を感じられる生活」を淡々と生きていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。